はんなり〜北野天満宮の梅 [こころに残る風景]
東風吹かば匂いおこせよ梅の花
あるじなしとて春な忘るな
梅をこよなく愛した 菅原道真の歌です
九州太宰府に左遷されてしまった道真が 咲きこぼれる梅の花に
自分がいなくなっても めぐりくる春には必ず花を咲かせ
香りだけでいいから 東風にのせて自分のところへ運んでおくれ・・・と
別れの歌を残しました
道真を慕って 梅の一枝は大宰府まで飛び根を下ろし
「飛び梅」と親しまれ 太宰府天満宮で花を咲かせています
昨年末に太宰府天満宮へお参りに行ったのですが
飛び梅の順番からすると 逆だった。。。残念
梅の花と香りは なんともたおやかです
はんなりのひとときでした