ヒメシャラ堂オータムコンサート〜チェロとピアノの競演 [ヒメシャラ堂&チャコールハウス]
秋晴れの晴天に恵まれた日曜日
若き演奏家〜チェロとピアノの競演と題して 東京芸術大学2年在学中の
矢口里菜子さんと大守真央さんによるオータムコンサートを開催しました
晩秋の装い漂うヒメシャラ堂には
午前の部午後の部あわせて110名満席のお客さまがお越しくださいました
昨年ゴールデンウィークに開催したこけら落としコンサートをはじめに
これまで10数回ヒメシャラ堂コンサートを企画していますが
ヒメシャラ堂コンサート訪問は今回初めて・・・と言う方も多く
ヒメシャラ堂ネーミングの由来や 建築太郎建築の過程についてなど簡単にご説明しました
はじめは愛弟子マルチこと大守真央さんの演奏で ショパンノクターン8番と舟歌
メンデルスゾーンも絶賛したと言われ貴婦人のノクターンとして愛されている名曲を
煌めくピアニズムと繊細なタッチでしっとり好演♬
舟歌ではゴンドラが行き交う光景や
水面が光に反射する様子をイメージしてヒメシャラ堂にショパンの魂が響くようでした
こころに染みいる音色に思わず涙を流される方もいらっしゃっいました。。。
ショパンの美しさは格別ですね
東京芸術大学附属音楽高校からのマルチのクラスメートで
チェリスト・矢口里菜子さんのチェロ独奏は コダーイ 無伴奏チェロソナタ作品8
第1次世界大戦の最中 母国ハンガリーに愛国心を抱いて作った
野性的でエネルギッシュなチェロの魅力溢れる作品。。。
溢れ出る情熱をチェロの音色にこめて
人間の声に一番近い楽器と言われるチェロの醍醐味を
余すところなくエネルギッシュに表現されました♬
華奢な身体から奏でているとは思えぬ 深く豊かな音色は素晴らしくこころに響き渡り
聴衆の身体までび〜んと響いてくる感触が今でも残っています
マルチのラフマニノフピアノソナタ2番ソロに続いて
オータムコンサートラストは ブラームスの大傑作 チェロソナタ1番を競演
ブラームスの最愛の母が亡くなった時に
バッハ フーガの技法のテーマをモティーフにして作られたこの名曲は
晩秋の雰囲気にぴったりで哀愁に満ちています。。。
ふたりの奏でる美しく力強いピアノとチェロの魅力がすみずみまで伝わる名演で
お客さまもたっぷり堪能していただき 大拍手が湧き起こっていました
アンコールにお応えして 演奏前にヒメシャラ堂恒例おしゃべりタイム・・・
皆さまにご来場のお礼とメッセージをお届けして 笑い声が響きます。。。
最後は 軽快なフォーレの蝶々と サンサーンスの白鳥をこころをこめて演奏
午前の部午後の部ともにたくさんのみなさまに喜んで頂けて
オータムコンサートは大盛会のうちに終えることができました
素晴らしい音楽を通じて めぐり逢えたみなさまに感謝のコンサートでした
コンサート後は 美味しい小菓子とお茶でくつろいでいただき
ヒメシャラ堂の中庭やチャコールハウスなどをご自由に見学
力持ちの愛弟子たちがピアノ移動や椅子の準備片づけなど手伝ってくれて大助かりでした
夕方 若き演奏家ふたりの熱演を祝して 美味しいボジョレーで( ^_^)/□☆□\(^_^ )
お母様もご遠方よりご来阪くださりありがとうございました(*^_^*)
締めには龍旗信でラーメンタイムして 新幹線で東京へ
素敵な演奏をありがとう
次回ヒメシャラ堂スプリングコンサートもどうぞお楽しみに