お茶のお稽古〜憧れの濃茶点前 [茶道]
月に1〜2度のお茶のお稽古は 炉→風炉→炉→風炉の2度目に入りました
お玄関には真っ白の紫陽花 お床には『白雲 素心青山寿』と書かれたお軸と
黄色の未央柳(みおうやなぎ)が美しく飾られて梅雨入りを感じ入ります。。
アラレも授業終了後そのまま宇治へ向かい 久々のお稽古に
薄茶点前の復習です
「chihoさん 今日からそろそろ濃茶点前に入りましょう。。。
茶太郎さんに先にお濃茶をして頂いてからよくご覧になって
そのあと続いてされるのがよろしいのではないですか・・」とK先生
茶太郎'sお点前はマーラーのシンフォニーのよう 堂々として間合いが絶妙
特に袱紗の四方捌きは 点てる人の想いが深く伝わり
なんとも言えぬ清浄な空気を感じる瞬間なのです
男性の方が手も大きく ゆったりと構えて立体的に見えるのです。。。
ピアノにも男性が弾くとおなじことを感じるときがあるのと どこか似ています。。。
ピアノも茶道も 女性ならではの色を…☆彡
凛とした空間を目指さなくてはなりません
先輩茶太郎に見習い スムーズなイメージを頭に描きながら憧れの濃茶点前
濃茶になると お茶入れやお仕覆の道具も変わり
お仕覆の紐の結び方やお茶の入れ方なども 細やかな作法が違って
憶えることがいっぱい(@_@)
濃茶点前で 袱紗の四方捌きやお茶入れをくるくる回して浄めたり
お茶を回し入れたりするのが憧れでしたので 初体験に胸がときめく思いでした
お道具拝見のご挨拶では
正客(茶会で一番上座に座る主賓)が亭主(茶会を主催しもてなす主人)に
おもてなしの感謝を述べて お茶入れやお茶杓などのご由緒やお作を質問します
「お茶杓のご銘は・・・?」と尋ねられるとき
その季節に相応しい言葉を予め考えておくのですが
このひとときも どんなご銘にしようかしら…ととても大好きな瞬間
この日は 「青雲」「ホタルの舞」「田毎の月」など
水無月にぴったりのご銘が耳に響き 心癒されるお点前でした
お茶は季節や自然に触れ 一期一会の素晴らしさを五感で感じられる
素晴らしい日本の文化ですね
殺伐とした昨今 こころを失いそうになるときほど
当たり前の感謝や 人に優しい思いやりのこころを持ち
辛抱強く丁寧に 物事と向き合うことの大切さを改めて教えられる
大切な時間となっています
お稽古を始めてまだ1年半余り 憧れの濃茶出前が出来るまで
いつもあたたかくお導き下さるK先生に 感謝の気持ちでいっぱいのお稽古でした
先生 本日のお稽古 ありがとうございました