期待される若き演奏家の集い [ピアノ]
新緑に包まれるこどもの日 朝から茨木クリエートセンターへ愛車で向かいました
街路樹の白やピンクの花水木が風に吹かれてひらひら揺れている様子が爽やかな朝でした
毎年5月5日は 関西芸術アカデミー主催『期待される若き演奏家の集い』が開催され
今年で65回目を迎えました
リハーサルのあと出演者全員と演奏会のスタッフのみなさまとで記念撮影
声楽ヴァイオリンフルートピアノの若手演奏家たちが数々の名曲を披露してくれました
この演奏会3度目の出演をさせていただく愛弟子マルチも早や大学2年生となり
コンサート最後から2番目にラヴェルの鏡より ”悲しい鳥たち” ”道化師の朝の歌”を演奏♫
出だしの一音から 悲しげな鳥の鳴き声を細く透明感のある音で始まり
鳥のさえずりが聞こえ森の情景が見えてくるよう。。。
道化師では スペインのギターのようにエネルギッシュなリズムや連打
二重音のグリッサンドなどの華やかな演奏技巧を表現していました♬
「本番ってなんだかあっけなく終わってしまうなあ・・
いっぱい突き詰めて考えて悩んで弾いても 足りないものばかり・・・」とマルチ
。。。本当にそうだよね。。。と心の中でつぶやきながらも
「一生懸命無心になれることがあるってことは それだけでとてもしあわせなこと・・
聴いてくださる方の喜んでいる笑顔を見られること この上ないしあわせ・・」
音楽表現をより高くより深く極めていくのは 限りなく遠い世界に感じるけれど
先が見えない奥行きがあるからこそ 面白いのかもしれません。。。
偉大な音楽の無限の大きさに打ちのめされることなく
音楽が社会に果たす役割をもしっかりと考えながら
自分の芸術を磨いて淡々と音づくりに励んでいかなくては・・・と思う一日でした
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